池田満寿夫を語るときその才能の多彩さ故に彼の芸術をどう評価すべきか難しいところではありますが主なところでは画家・版画家といったところではないでしょうか。
しかしながら晩年の彼は陶芸にその表現を求めました。
版画では日本の伝統的なものを敢えて排除してきた池田は人生の終わりに出会った陶芸では「何ら抵抗なく素直に伝統回帰、日本回帰できた」と語っています。
そこでこの作品【若草山】です。
なだらかで穏やかな若草山も池田の手にかかるとエネルギーに満ちた元気のよい姿になるようです。
緑釉が新緑の眩さに溢れる若草山を眺めてるようで作品の中にその姿を楽しめるように感じます。
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