LINE査定

お問い合わせ

【奇想の系譜展】に行ってきました! その2

2019.03.26  兄ブログ

【奇想の系譜展】続き

江戸時代は御用絵師として狩野派が正統としてもてはやされ、師匠の絵をいかに上手に真似るかが画家(絵師)として重要でありました、いわゆる粉本主義ですね。
そんな時代に本流からスピンアウトし独自の世界観を自由に表現した彼らの作品は本当にのびのびとしていて清々しいほどでした。

ただそんな作品を観ていて気になった事があります。

それら多くの所有者が海外の個人や会社または美術館であったことです。

前回のブログでも触れましたが海外の美術愛好家などコレクターは自身の審美眼で作品の本質を見ぬき他者の意見に左右されることなく収集し自身のコレクションを完成させます。
アメリカのジョー・プライス氏がまだ日本で注目されていなかった60年代に若冲を買いまくり壮大な若冲コレクションを築いたのはその代表的なものです。
俗っぽい話になりますが今や自分のコレクションを美術館に貸し出すだけでも結構なお金になっているはずです。

本来は日本にあったはずの魅力的な多くが海外からやってくるなんて… (涙

もっと早くにその魅力に気づいていればこんなことには… と思うのは私だけではないはずです。

日本人の自虐性がそうさせるのかはわかりませんがわれわれ日本人は自国のモノを低く評価しがちなのではないでしょうか?
明治の時代から今に続くコンプレックスがそうさせるのかもしれません。

ただ自国であまり評価されなかったモノでも海外で高く評価されたりするとそれはもう掌を返したように無条件で迎合してしまうような… そんな悲しいところがあるように感じます。

(続く)

メニュー