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川島昭隠 【堪忍袋・画賛】

2019.03.01  兄ブログ

前回に続き禅画の紹介をしますね。

川島昭隠 【堪忍袋・画賛】



コレは妙心寺管長であり大徳寺僧堂師家でもあった川島昭隠の筆によるもので【堪忍袋】を描いた隣に

万事和合 収堪忍袋 福寿円満 子孫繁昌

と賛文が添えてあります。

まぁ見た通りです。笑

怒りや不満を堪忍袋に収めれば全てがまとまって円満に幸せになり更には子孫も繁栄する。

檀家や在家の方々に向け禅の教えをわかりやすく説いた物だと思います。

ギュッと口を結んだ堪忍袋… シンプルにわかりやすいですよね。

一般的に海外のコレクターは美術をその作品を雰囲気や印象だけで購入したりはしません。
作品の表現や背景を理論で理解しようとします。
そしてそれに納得できれば購入しコレクションにします。

ところが「禅」はその理解が難解であるにもかかわらず海外の人々には神秘的で魅力のあるものであるのか興味を持たれることが多いようです。
不思議ですね。

「禅」は私たち日本人にとって身近であるにもかかわらずす茫洋としていて説明することが難しいものです。

禅画はそれを理解し易くしたものではないでしょうか?
白い紙に墨で表現するモノトーンもシンプルでその一助にもなっている気がします。

実際に既に海外のコレクターの中では「禅画」を収集しコレクションを成している方もおられます。

今世紀初頭に【ZENGA】と題した大規模な展覧会がありました。
コレクションの主はギッター・イエレンというアメリカの方です。
かつて日本でそれほど脚光を浴びていなかった伊藤若冲を若き日のジョー・プライスさんが60年代から熱心に収集し壮大な若冲コレクションを成し逆輸入という形で若冲が大きく評価されたように【禅画・ZENGA】もいずれ同じように大きく評価される日が来るかもしれませんね。

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