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漆器のはなし(企画展)

2017.08.07  弟ブログ

漆器は英語で[JAPAN]といわれているくらい日本の生活に根付いたものでした。
もともと日本は木の文化だったので漆には最適だったようです。
それは箪笥や机などの家具から食器まで幅広く使われてきましたが、近頃はあまり見かけなくなりました。
生活様式が欧米化してきたことが一因だと思います。

ところで根来[ねごろ]というものをご存知でしょうか?
根来は和歌山にある根来寺という寺のなかで使っていた漆器が由来だとされています。
器の木地に黒漆を懸けていき最後に朱漆(高級だったらしい)で仕上げ漆器で、長く(百年単位)使っていくと表面の朱地の下から地塗りの黒漆が露出して唯一無二の模様ができるもので、このような漆器を総称して根来または根来塗といいます。
日常に永年使用してきた古寺に残っていることがあるようです。また根来の魅力はその時の模様が通過点で以後も長い時間を経て変化していくということです。
根来に代表されるように漆器は「あじわい」とか「ぬくもり」を大切にしてきた日本の重要な文化なのですが、先ほど述べたように昔ほど身近な感じはなくなってきました。
我々美術商の中でも漆器の評価は芳しくありません。
でも、見方を変えればもう一度漆器の素晴らしさをを考える良い機会です。
そこで宝鑑美術ではこの「漆器」の展覧会を企画することになりました。
秋くらいに予定していますが、この機会に漆の機能性や美しさ、その意匠の秀逸さを感じていただけたら幸いと考えています。

乞うご期待!

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